〜戯曲図書館〜

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土田英生『燕のいる駅』

土田英生『燕のいる駅』

ー終末のなかでの友情と愛情

 

人数 男5 女2 

上演時間 110分

 

あらすじ 

春、燕が巣をつくる頃――。昔なつかしい日本の風景を模してつくられたテーマパーク「日本村四番」。そこにある駅も、一昔前にあったローカル線の駅舎を思わせる。いつもと変わらない穏やかな時間。しかし、遠くの空にタヌキの形をした雲が現れたことから島は不穏な空気に覆われていく。
前日の列車でほとんどの人が島を後にした。駅に残されたわずかな人々は、繰り返される到着アナウンスを聴きながら連絡も取れなくなった島の外からの列車をひたすら待っている。あたたかく晴れた春の日。風景は平和そのものなのに、何かが終わる気配が近づいて来る。そして、タヌキの雲はゆっくりと少しずつ大きくなり……。

 

相対的浮世絵

相対的浮世絵