〜戯曲図書館〜

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岩井秀人『ある女』

岩井秀人『ある女』

 ー不倫している女の話。正常と異常が入り混じる

 

第57回 岸田國士戯曲賞受賞 

 

男5 女2  上演時間 約90分

 

≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより。
 いっしょに 社会をよけましょう。
 何人かの不倫してる人に話を聞かせてもらって笑っちゃうくらい興味深かったので、それを集めて一人の女の人の話にします。女の人に限らず、倫理的なコトって、当たり前だけど誰もいないところでは、つまりいわゆる社会ってものが存在しない場面では全く意味がなくて、人生はそういう、ちゃんとした社会の中の時間と、ちゃんとしてない時間が交互にやってくるわけで、みんな、その狭間でウワーとなってるんじゃないかしら。

しのぶの演劇レビュー: ハイバイ『ある女』01/18-02/01こまばアゴラ劇場より引用

 

松尾スズキ氏の選評

『ある女』は、達者だなあ! と思えるセリフやキャラクターが、そこかしこに散りばめられ、「ただのこつぶで終わらない」ような才能が拡がる可能性を感じました。論点になった「定食屋」の不透明な存在もボクはちっとも気にならないし、ギチギチのリアリズムより若干ぶっ壊れた部分のある戯曲のほうが好きですし。 

第57回岸田國士戯曲賞選評(2013年) - 白水社

 

ある女

ある女