ノゾエ征爾『○○トアル風景』
ノゾエ征爾『○○トアル風景』
ー男女の出会い。チョークでみせるユーモアな舞台。
第56回岸田國士戯曲賞受賞
チョークと黒板を用いる演出方法。様々な男女の出会いを描き出す。
ちょっと不思議なコメディといった感じ。
男8 女3 (複数役あり。人数変動?)
上演時間 120分
あらすじはこちらから
宮沢章夫の選評
ノゾエ征爾のせりふは構造の仕組み、そのメカニズムが動き出す運動性のなかから魅力(=笑い)が浮かび上がる。だから、表面上の言葉としては、例外を除けば、たいてい「なんでもないこと」が書かれている。「なんでもないこと」を構造的に積み上げることで笑いが生まれ、そして、そのなんでもなさこそが、ノゾエ戯曲の美点になり、この作家のすぐれた部分だと私は読んだ。