田辺剛『渇いた蜃気楼』
田辺剛『渇いた蜃気楼』
人数 男2 女1
上演時間 90分
あらすじ
とある小さな地方都市。その夏は例年にない酷暑でダムも干上がってしまうほどだった。町は給水車が走り道の人影もあまりないように感じられた。みんな家の中にこもってじっとしているんじゃないか、この暑さが去るのを祈って。そんな想像が働く。
安アパートの角部屋に住む夫婦だ。実際にその夫は祈らんばかりの気持ちでいた。給水車が来る時間だ、近所のスーパーまでポリタンクを持っていかねば。持っていくのはまだしも、持って帰ることを考えると憂鬱になる。けれども水無しには生きていけないから、妻だってまだ諦めてはいないはずだから、もろもろ。
渇いた蜃気楼 | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!より引用